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びざん型巡視船 (初代) : ウィキペディア日本語版 | びざん型巡視船 (初代)
びざん型巡視船()は、海上保安庁が運用していた巡視船の船級。区分上はPS型、公称船型は特130トン型。 == 概要 == 海上保安庁では、特殊な波浪条件に対応できる特殊救難用の130トン型巡視船として、昭和36年度計画で「つくば」、昭和39年度計画では「あかぎ」を建造した。特に「あかぎ」は、船体重量軽減のために肋骨・縦通材・甲板・横隔壁・上部構造物はアルミニウム合金、外板は台湾ヒノキ二重張りとしており、主機関の出力強化もあり、当時の海保船艇最速の28ノットを発揮できた〔。 しかしこのような軽合金骨・木皮構造では、異種材料の組み合わせによる強度上の問題が指摘された。このことから、昭和40年度計画で建造する特殊救難用130トン型巡視船は、船体を全軽合金製とすることとなった。これによって建造されたのが本型である。船型は、耐波性能を重視して、深いV型(ディープVモノヘドロン船型)を採用した〔。主機関としては、1・2番船では三菱12DH20MTKディーゼルエンジン(単機出力570馬力)を搭載して、常用速力は19ノットとしていたが、3番船では、「あかぎ」と同じ池貝-MTU MB820Dbディーゼルエンジン(単機出力1,100馬力)に変更し、速力は23.1ノットとなった〔。
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